日常。音楽多め。

渋谷

昨日は1ヶ月に1度のヘアメンテの日だった。

IGORAのペンタを8トーンでがっつり入れてもらってきた。特殊な薬剤なので、色落ちしない代わりに一生赤髪を続けなければいけないものだ。やはりメリットを得るにはデメリットは飲み込まなければならない。私は仕事柄、色相は熟知している。そりゃあ赤から緑やブルーにするのは無理な話だ。ブリーチして赤みを抹殺しない限り一生赤髪を覚悟している。

 

そして美容師さんやアシスタントさんからものすごく大絶賛されてウッキウキで待ち合わせ場所、渋谷へ向かった。重ためマッシュショートにボルドーカラー、マットな赤リップ。とてもモードな印象になった。しかしその後会った人から「邦ロック勢みたい」と言われて空腹と相まって私は超絶不機嫌になったのだった。(その人曰くどうやら上手い褒め言葉がみつからなかったらしい)

まさしく地雷を踏まれたのだ。私も人の外見を褒めるときは気をつけようと思う。(今となっては実際はそんなに邦ロック勢という言葉は気にしていない)

 

 

私は渋谷が大好きだ。ファッションも音楽も映画もアートも好きだ。そんなカルチャーの中心である渋谷にPARCOが帰ってきた。渋谷PARCOといえば日本のカルチャー発祥の聖地だった。オープンしてまだ1週間しか経っていない土曜日の午後なので人で溢れていた。とてもじゃないがゆっくり買い物できるような空間ではなかった。ハイブランドばかり集めたフロアですら人でごった返していた。ブランディングもクソもない、と同情の気持ちでいっぱいだった。

 

私が好きなブランドも表参道のコンセプトショップに続いて渋谷PARCO店ができていたのだが、人がまるでセール品かのようにプロパーを触るのを見てすごく萎えてしまった。

物の価値をわからない人がペタペタ触るのは私は苦手だ。やはり私はファッションが好きなんだと再確認できた瞬間だった。デザイナーがどんな思いを込めて作った物なのか、素材選びにもかなりこだわっているブランドだからこそお客様にも大切に扱ってほしいのだ。(急に売り手口調)

いくら展示品だからと言っても想いはある。小物であればどのようにディスプレイしたら雰囲気がでるか、洋服であれば色合い、素材、どういう組み合わせで掛けていたらお客様がコーディネートを考えやすいかなどちゃんと考えているのだ。私が好きなとてもこだわりを持って作られたブランドの商品に気軽にペタペタ触らないで、と思って萎えてしまった。

考えすぎなのかもしれないが、そういう視点で見てしまうクセがある。

ただ、家に帰ってからよくよく考えてみたところ、PARCOのその私の好きなブランドは表参道のコンセプトショップよりも品揃えも少なく、一般ウケするようなものしか取り扱っていなかった。今お店は物を売る場所でもあり、ブランド発信をする場所でもある、と考えてみればただ単に展示スペースとして出資しているということも考えられる。そこで興味を持ったお客様を本店の方に誘導するのだろう。勝手にそう考えて自分を無理矢理納得させた。

ファッションの話は延々としてしまうのでまた書こうと思う。

 

 

そして音楽。渋谷はあらゆる音楽の箱がある。

そこら中でいろんな音楽が鳴り響いている。私はクラブもライブハウスにも通っていた人間なので渋谷は最高な場所なのだ。そして久々に行った渋谷には新しい箱がたくさんできていた。それぞれの箱にはそれぞれの思い出があり、その前を通るたびにやけてしまった。今テレビで見るような大きなバンドも絶対と言って良いほど渋谷で活動していた。音楽と渋谷は切っても切れない関係なのだ。昔よく歩いた道を懐かしみながら歩いた。ただもうこの辺りで空腹の限界で機嫌は非常に最悪になった為、散歩は終了した。

 

 

BiSHを大熱唱した後帰路についたのだが、吉祥寺のホームで踊りながら歌って電車を待っていたところ、「恥ずかしいからやめて」と言われ

それでも踊り続けていたところ「まあ、土曜の夜だし酔っ払いだと思われる程度だからいっか」との許可が下りたので全力でプロミスザスターを踊った。もうこの辺りには疲労とアドレナリンが相まってテンションもおかしくなっていた。とてもいい休日であった。

 

 

心残りといえば、人が多すぎてPARCOのアートがみれなかったこと。(あとは私の機嫌も原因である)オープニングが落ち着いて入場制限などもなくなったころ、ゆっくり見に行きたいと思う。

 

やはり渋谷はいくつになっても好きな街だ。